工房では、MIKIの修理を進めています。

ハンマー交換

オリジナルのハンマーを見てみると、フェルトの溝がくっきりついています。たくさん弾かれていたことがわかります。

交換する新しいハンマーは、浜松の今出川ハンマーさんに注文しました。

（左　オリジナルハンマー　右　新しいハンマー）

下刺し

新しいハンマーに下刺しをしていきます。
このハンマーは柔らかいので、刺しすぎるとモコモコした仕上がりの音になってしまうので、気を付けました。

ハンマーヘッド外し

オリジナルのハンマーを外していきます。
ハンマーはニカワで接着されていたので、ハンマーウッド、シャンクについているニカワを温めて外していきます。

シャンクについたニカワをふき取って、仮に新しいハンマーを付けて、ハンマーの高さや角度を見ます。

ハンマー接着

接着剤はニカワを使います。
ニカワの状態が乾いてきたり、水が多すぎてサラサラな状態だと、ニカワ切れになり、パチパチという雑音がしてきます。なので、鍋の状態を確認しては水を足し、濃度を一定に保つように気を付けながら作業します。

ニカワが固まらないうちに、ハンマーの角度を調整します。

ハンマー交換完了しました。

ｂｙ真帆