YAMAHA U5 鉄骨修理

今週は関東にも台風が近づき雨風が強い日が続きました。
そろそろお盆休みに入る方も多いのではないでしょうか。
暦の上では立秋。実際はまだまだ夏の風景が続いていきますね。

工房ではYAMAHA、アップライト、モデルU5の鉄骨修理をしました。
鉄骨は鋳物で弦の張力を支える大切な役割があります。

まず、ピアノを解体した時にピアノ本体から引き上げた鉄骨を作業台に乗せます。

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かなりの重量があり、ピアノ本体分の大きさがあるので慎重に扱います。鉄骨がもし倒れてきたら怪我をしてしまいます。

作業はまず、鉄骨のバリ(角などにできるトゲトゲした出っ張り)をグラインダーできれいに落していきます。

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グラインダーから火花が飛び散る中、バリが削ぎ落とされ見た目も良くなり手触りもつるっとしました。また、バリを取ることで、音色に好影響が期待できるかもしれません。
その後、鉄骨表面が汚れているため掃除をして汚れをふき取り、金色の塗料で裏側の塗装を補修しました。

(写真は鉄骨裏側)
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かなり蒸し暑い日の作業となりましたが、無事に終える事ができました。

by 志乃

東海ピアノ ワルトシュタイン 解体

今日は東海ピアノ、モデル、ワルトシュタインの修理です。

まだ修理が始まったばかりです。まずは本体裏側の掃除から始めます。
本体裏側はどのピアノも普段は掃除できないところなのでホコリやごみがびっしりあります。
きれいに掃除をしてすっきりしました。

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次はピアノを寝かせて解体作業に入りました。
弦を張り替えるために、古い弦や部品を外していきます。

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体力を必要とする工程でもあるのですが集中して作業を進めていきます。

ワルトシュタイン、まだまだ修理続いていきます。

by 志乃

KAWAI KU2 工房出発

8月に入りました。
蝉の大合唱が響く季節ですね。
先週に引き続き、涼しく過ごしやすい1週間でした。

工房ではKAWAI、アップライト、モデルKU2の修理が終わりました。

修理の最終調整では整音作業をして全体の音色を整えました。
音色のバランスを見ながら、慎重に針を刺して調整していきます。

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そして修理の全行程が終了し、お客様の元へ戻って行きます。

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このKU2は修理前も温かみのある優しい音色をしていましたが、修理をしたことでよりしっかりと芯のある響きを得られたと思います。
新たな人生を歩み出したかのように、姿が堂々としているようにも感じました。
これからも楽しく演奏していただけると嬉しいです。

by 志乃

ピアノ修理工房を訪問。

今週は比較的涼しい日が続きました。
猛烈な暑さも少し小休止です。束の間ですが有り難いです。

今週はピアノ作業も小休止。
先日は神奈川県横浜市にあるピアノ修理工房、クラビアハウスさんを訪問しました。
クラビアハウスさんには津波被害のピアノの修復の際、工房を訪ねてくださり貴重なアドバイスや経験談をお話ししていただき大変お世話になりました。
その時の様子はこちら→ 津波ピアノ修復、クラビアハウスさん

今回はフランスでジャズピアニスト&ピアノ調律師として活躍されている後藤理子さんにお誘いいただきました。
偶然にもクラビアハウスの松木さんと後藤理子さんはパリでお知り合いになったとのことで、その縁で今回の訪問に至りました。

住宅地の中で可愛らしい建物にまず目を引かれました。
ヨーロッパの雰囲気漂う外観です。

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工房内も素敵なインテリアに囲まれていました。
飾りつけなどは社長の松木さんがされているそうで、とても可愛らしいです。

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そして松木さんがヨーロッパまで行き選んできたピアノが多くありました。

象嵌(ぞうがん)の装飾が美しいベヒシュタイン
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奥がグロトリアン 手前がニューヨークスタインウェイ
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弦とピン板がついたままの珍しい鉄骨の姿

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ピアノも弾かせていただきましたが、メーカーや製造された年代、内部の構造も違うのでそれぞれピアノが持つ個性をはっきり感じることができました。

たくさんのピアノを前に技術談義にも花が咲き、あっという間に時間が過ぎていきました。

松木さん、スタッフの皆さんありがとうございました!

by志乃

YAMAHA U5 鍵盤修理

暑い日が続いていますね。
夏休みに入ったお子さんたちが、太陽の下で元気に遊んでいました。
お祭りに花火大会・・夏のイベントが目白押しの季節です。

工房は今、YAMAHA アップライト モデルU5の修理です。
U5の修理を共同で行っている調律師の早川さんが鍵盤修理をしています。

鍵盤にはバランスホールという箇所があります。
文字通り穴が開いていて、その穴にはバランスピンが入っています。

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バランスホールは弾いたときの支点となる所で、タッチにも影響がありとても重要です。
バランスホールとバランスピンの関係は、固くも緩く(ガタ)もなく、抵抗がないのが理想です。

今回の鍵盤のバランスホールは、長年の使用により穴がタテに広がってしまい、ガタになっていました。
穴の形を修正するため、埋め木をして一本一本修理していきます。

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左が修理前・右が修理後のバランスホール
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埋め木をしたら、形を整えてバランスピンとの合わせを調整します。
根気と集中力を要する作業です。
ベテランの手さばきが光っていました。

by 志乃