PLEYEL,3bis、鍵盤修理。

風はまだ冷たく感じますが、陽射しは春らしくなってきました。桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。
今週はPLEYELのモデル3bis 、1911年製造。

外装の剥がれと日焼けがひどかった為、ピアノ塗装のプロの赤間さんにお願いしました。赤間さんはローズウッドの本来ある赤い色を生かして再塗装していただきました。以前よりシックな色合いになりました。

フランスのピアノ、譜面台の透かしのデザインも美しいです。

中身は2012年に工房で修復済み。(ピアノバルロンの明子さんと共同作業)
鍵盤のクロスが湿気の為膨らんでしまっていたので、今回、再修理をしています。

修理が終わったら調整に入ります。

Mansard、アクション修理。

3月になりました。春は出会いと別れのシーズン。工房では年間を通し、ピアノとの新しい出会い、別れがあります。別れといっても、お客様宅へ第二、第三の楽しい生活が待っているので、寂しさより、明るく送り出します。

さて、今日はMansardのアクション修理。

すり減ったクロス(ダンパーレバークロス)の交換です。

金属部品(スプーン)が錆びており、金属部品とクロスがあたるところが凹み、すり減った状態でした。

古いクロスを剥がし、新しいクロスに交換。

バラバラにした部品を元に戻し、組み立て調整。

まだまだ先はありますが、一歩ずつ進めています。

Manserd の修理続行中。

三寒四温。寒い日と暖かい日が交互にきてますね。そろそろ花粉も飛びはじめ。かかった人もまだかかってない人も要注意です。

関東地方も乾燥が続いています。ピアノにとっても乾燥は大敵で、木材の割れや調律の狂いなど様々な悪影響があります。今年の冬はピアノの弦を切ってしまうお客様が例年より多く、天候による影響かもしれません。実は春も意外と乾燥しています。大事なピアノを守るためにも加湿が必要です。(下の写真は今修理中のManserdのアクション。ほとんどが木でできています )

工房では今年から新たに加湿器を追加しました。以前のものより性能が良く、工房がほのかにしっとりした感じになりました。(湿度計を見ても平均10%以上、上がりました)お預かりしているピアノにとって、また工房のスタッフの健康にとっても、環境がより良くなっています。

さてManserd の修理の続き、着々と進んでいます。

鍵盤の軸になるピンが錆びていました。

少しの錆なら取ることができますが、錆が深く磨いても表面のザラつきが取れないので、交換です。

作業、着々と進めています。

Manserd、修理開始。

2月、まだまだ寒い日が続きますね。

工房では新たな修理を始めています。

こちらのピアノ、Manserd 、5型、東洋ピアノで製造されたモデルです。(ちなみに東洋ピアノは製造台数、国内3位の製造メーカーで、アポロというモデルで知られています)

修理するにあたり、こちらのピアノについて知りたいと思い、東洋ピアノさんに連絡したところ、当時の製造年月日や販売先を丁寧に教えていただきました。

製造年月日、昭和49年2月2日(偶然にもオーナーと同じ誕生年月日)、同年7月16日、当時の高級機種として新宿のデパートで販売されたということでした。(ご依頼されたお客様のお母様がデパートでご購入されたということで、メーカーと話が一致しました)その後このモデル自体はなくなってしまったものの、ローリーという機種にその伝統が受け継がれていったそうです。

さてピアノの作業、まずは裏の掃除から。

そしてピアノを寝かせ、中身も掃除。

ピアノを工房に運んだことで、隅々まで掃除ができます。キレイになってお客様宅にお届けする日が待ち遠しいです。

新旧YAMAHAのアクション。

1月もそろそろ終わりですね。寒さは続きますが、工房では元気良くピアノの作業をやっています。

今週はYAMAHAのアップライトのアクション修理です。

お客様からのご依頼品。昭和32年製造、モデルno.U1です。こちらは珍しく鍵盤の数が85key (現在の主流は88key) 。最後の音がラまでになっていました。

アクション(ピアノの中のメカニック)のみをお預かりし修理しています。人で言う関節にあたる部品にガタがきていたり、消耗部品のフェルトが減っていたりしていたので、交換することとなりました。

アクションのパーツのほとんどが木製です。

ちなみに昭和50年代頃のアクションがこちら。

製造が合理化され、パーツに樹脂やアルミなどが使われています。

お預りしたYAMAHAのアクション。製造は昭和32年ですが、消耗品を交換すれば、まだまだ使えます。

ガタガタになっている所をなおし、ピアノを楽しんでいただけたらと思います。