YAMAHA U5 弦交換

今週は過ごしやすい日が続きました。
歩いていると、枯れ葉がひらひらと落ちてきて秋を実感します。

工房ではヤマハ、モデルU5の修理が進行しています。
作業は弦の張り替えに入りました。

弦を張る前には、本体のピン類を磨きました。
場所によっては錆がひどく、触るとザラザラした所もありましたが、根気よく磨いて綺麗になりました。
見た目もキラッとしました。

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またピンブッシュを打ち込み、準備完了です。

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新しい弦を張っていきます。
1台分の作業となると体力、集中力がとても必要です。

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段々と弦が張られていく過程が楽しいです。
きちんとした音はまだ出ませんが、爪ではじくと音がふわっとひろがりました。

U5修理、順調に進行中です。

by志乃

YAMAHA U5 本体鉄骨組み

爽やかな秋風が心地良い季節ですね。
工房の玄関ドアを開け放ち、気持ちの良い風が工房全体に広がっていきます。

工房では、外装修理に出していたYAMAHA、モデルU5が綺麗になって戻ってきました。
今回も浜松のピアノ技研さんに修理をお願いしました。

再塗装した艶消しの塗面はしっとりとして、触ると滑らかな塗面になりました。

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さっそく本体に鉄骨を組む作業に取りかかりました。
鉄骨をチェーンで引き上げて降ろす位置を調整します。
本体を移動させながら、何度も微調整をして位置を決めました。

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そして慎重に鉄骨を降ろしていき、本体に組みます。
ぴったり位置が合うか少し緊張しました。

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無事に組むことが出来てほっと一安心です。

最後に鉄骨のネジを締めて終わりました。
鉄骨が組まれたことで重くなり、ピアノらしくなってきました。
次は張弦です。音が鳴るのが今から楽しみです。

by志乃

東海ピアノ 張弦からアクション修理へ

朝晩だいぶ涼しくなりました。
気候の変化が大きく、風邪をひかないようにお気をつけください。

工房では東海ピアノ、モデル、ワルトシュタインの修理です。
弦の張り替え作業も順調に進み、本体を起こします。
その際、本体の底の板(底板)の取り付けを行いました。
元のネジはすべてサビていて取り外しも一苦労でした。新しいネジに変えて、ネジ穴もドリルで新たに開けなおしました。
穴が真っすぐに開くようにドリルで開けていきます。

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位置がズレないように慎重に行います。

またペダルも磨き、無事ピアノを起こすことができました。

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本体修理がひと段落して、次はアクション修理に入ります。
まずはセンターピン交換です。人間でいうと関節部分にあたります。とても大事な部分です。

修理前の試し弾きの時、鍵盤を押しても音が出にくい箇所がいくつもありました。
センターピンの部分が硬くなっていることが原因でした。
ひどくなると、鍵盤を押していないのにハンマーの動きが途中で止まっていることもあります。
(センターピンはハンマー以外の部品にも使われています)

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こうなると鍵盤を押しても音が出ないという現象が起きます。

アクションをばらして一本一本センターピンを交換していきます。

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作業、順調に進んでいます。

by志乃

大橋ピアノ 外装修理終了。

今日から9月に入りました。
暑さも少し収まり、風が爽やかで心地よいです。

工房では、外装修理を終えた大橋ピアノが浜松から帰ってきました。
大橋ピアノ、アップライト、モデルNO.132は今年の1月から修理を開始しました。
このピアノは長い年月により、外装の塗装が傷んでいたことや外装の一部の板が剥がれていたこともあり、浜松のピアノ技研さんに外装修理をお願いしていました。
ピアノ技研さんについては改めてご紹介したいと思います。

戻ってきたピアノは、再塗装されたと一部の外装木材の交換をしたのですが、若返ったかのように艶が蘇りました。

(修理前)

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(修理後)

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(写真は反射してしまい、少し分かりにくいかもしれません・・)

修理前は少し緑がかった発色をしていましたが、それはどうやら赤みが抜けてしまっていて起きていた事だったそうです。
修理前と修理後のあまりの変身ぶりに工房スタッフ全員がうれしい驚きでした。

外装修理も終了して大橋ピアノの修理も後半に入ります。

by志乃

YAMAHA U5 鍵盤修理

暑い日が続いていますね。
夏休みに入ったお子さんたちが、太陽の下で元気に遊んでいました。
お祭りに花火大会・・夏のイベントが目白押しの季節です。

工房は今、YAMAHA アップライト モデルU5の修理です。
U5の修理を共同で行っている調律師の早川さんが鍵盤修理をしています。

鍵盤にはバランスホールという箇所があります。
文字通り穴が開いていて、その穴にはバランスピンが入っています。

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バランスホールは弾いたときの支点となる所で、タッチにも影響がありとても重要です。
バランスホールとバランスピンの関係は、固くも緩く(ガタ)もなく、抵抗がないのが理想です。

今回の鍵盤のバランスホールは、長年の使用により穴がタテに広がってしまい、ガタになっていました。
穴の形を修正するため、埋め木をして一本一本修理していきます。

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左が修理前・右が修理後のバランスホール
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埋め木をしたら、形を整えてバランスピンとの合わせを調整します。
根気と集中力を要する作業です。
ベテランの手さばきが光っていました。

by 志乃