ホルーゲル(GP) 響板塗装
最近は季節の変わり目を感じますね。体調管理には気をつけたいです。
さて、工房ではホルーゲルの響板修理が終わり響板塗装に入りました。
今回は響板塗装です。古い塗装を剥がし、新しく塗装し直しました。
写真は響板修理後の写真です。
響板修理が終わり、響板についたニスを剥離している最中の写真です。
剥離後すぐに新しい塗料を塗って終わるほど、この仕事は簡単ではありません。
サンドペーパーなどを使い、表面の状態を均一にしないとなりません。手のひらを使い、上面の手触りがある一定の肌触りになるまで、丁寧に進めていきます。下地を整え、何度も確認をした後、塗装をしました。因みに今回は、この作業を合計3回繰り返し行いました。
始めの写真の響板修理後の写真には写っていますが、次の写真にはメーカーのシンボルマークのデカールがありません。今回は響板の割れがデカールの絵に入っていたため、剥がして作り直すことにしました。
上の写真は、完成した新しいデカールを親方が慎重に張っているところです。作成から延べ一週間かかったそうです。
デカール完成です!
3回目の塗装(仕上げ)をした後の写真です。ツヤツヤに仕上がりました。 ホルーゲルのデカールは絵がとても凝っていて、響板塗装の仕上がりもより締まってみえます。
響板もデカールも綺麗になりました! 今後は鉄骨をピアノと合体させて、組み立てていきます。
そして、もう一台のホルーゲル(UP)が入庫しました。
修理に入るのはまだ先になります。
外装の諸所にこだわりを感じるピアノです。
まだ、修理前なので、弾ける状態ではありませんが、音を出してみると暖かく深い音がしました。
後日改めてこのピアノについてのブログを書く予定です。
by真帆