ペトロフ P115 外装傷修理

 

工房では、ペトロフP115の外装傷修理を行いました。

妻土台の傷

化粧板が剥がれて下地が見えてしまっています。この部分はピアノの脚の土台の部分で、前に出ているため、物や足が当たりやすく、傷になりやすい部分です。化粧板が欠けているところの周りも接着が剥がれていたので、接着剤を流し、しっかり接着します。

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化粧板の形の整形

欠けている化粧板を整形して補修できるようにカットします。

 

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型を取る

整形したところに合わせて型を取っていきます。

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化粧板の選定

新しく貼る化粧板を選びます。

この中で一番近い色のものを選びます。乾いた板と濡れて板では、色が変わってきます。

板をほんの少し濡らして、仕上がりの色を確認します。

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先ほどとった型に合わせて化粧板をカットし、接着していきます。

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下に飛び出た分はカットし、補修用のポリエステルを塗布して固め、表面をペーパーで研ぎます。

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妻土台の傷修理は完了です。

後は磨いて、艶を出していきます。

by真帆

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