工房では、ヤマハU1Gのウィペン修理と、先週に引き続きNo,G2Aの調整を行いました。
No,G2Aは明日出荷です。なので、明日はNo,G2Aの出庫のブログを更新します。
昭和46年製のU1Gの修理に入りました。お孫さんの為に綺麗にして、新しい家で使う予定です。
まずはアクションの掃除をしました。
コンプレッサーでホコリは飛ばし、くっついてしまっているカビは手が入るところは布で、手が入らないところは綿棒で取りました。
掃除を進めていると、フェルトやクロスが少し虫に食べられた跡や虫が脱皮した殻がありました。
アクションの掃除が終わり、ウィペンを外して掃除をしました。
普段掃除ができないところなので、汚れが溜まってしまいます。この機会に掃除をしました。
ウィペンヒールクロス交換
ウィペンヒールクロスに黒鉛が付いて、黒くなり、少しへこんでいました。
クロスをお湯につけて剥がしましたが、接着剤が少し残ったので、アルコールと刃物で取りました。
新しいクロスをヒールクロスの大きさにカットします。
ウィペンヒールにクロスをはめ込むタイプなので、大きさには気を付けました。
少しでも大きいとクロスの真ん中で膨らんでしまい、小さいと隙間ができてしまいます。
ウィペンヒールクロス交換は完了です。
余談ですが、古いピアノのアクションの掃除をしていると、虫食いにあったフェルトやクロスの跡があり、そしてその近くにはいつも同じ種類の虫の脱皮した殻があります。
以前は発見するたびにソワソワしていましたが、今では見慣れて動揺しなくなりました。
by真帆
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