ピアノ入庫しました。

涼しくなってきました。半袖だと肌寒く、作業すると暑くなり、湿度が高い今年の秋。体調管理が大事ですね。
ピアノの運送屋さんが昨日の朝、工房に来ました。
工房引っ越しの為、ピアノを運送屋さんの倉庫に2台預かってもらっていたのが、ようやく入庫できる状態になりました。
さて一台目、Bechstein,model A 。1913年製造。

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今回はフランスから夏に空輸し、しばらく運送屋さんに木箱の状態で預かってもらったのですが、調律、調整の保持が良く、すぐに弾ける状態でした。ベヒシュタインらしく堂々とした風格があります。(こちら商談中…)
もう一台はOhhashi ,model132。昭和52年製造。

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修理と調整が必要ですが、低音にボリューム感があり、これからどのような音になるか楽しみです。
ベヒシュタインが入庫してすぐに弾ける状態だったので、その日のうちにピアニスト筒井一貴さんに連絡。その日のうちに跳んできていただきました。(ありがとうございました)

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旧工房内で録音中…。

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動画は近日中公開予定。楽しみです。

一部公開されました。

Beethoven(1770~1827)  Bagatelle op.126-1

新工房になって。

夏の終わり、秋のはじまり。

今年は雨が多い夏でしたが、ピアノの作業は着々と進めています。

新工房になって2週間。少しずつ環境にも慣れてきました。旧パン屋さんなので、パン屋さんのお客様が来たり、通りががりのご近所の方に声をかけていただいたりし、新しい刺激を受けています。

住宅街のピアノ工房。ご近所の方々にもっと知っていただけるように少しずつ頑張りたいと思ってます。

新工房のお祝いに、研修生から縁起物のカエルをプレゼントしてくれました。(嬉しいことです)

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工房の中にいる時は外向きに、帰るときは内向きに、というジンクスも教えてもらいました。(外向きにしたままだと、カエルがお金を持って逃げるとのこと!!)置物の向きにも気をつけて、大事にしていけたらと思ってます。

早速カエル効果が…。工房前の道路も工事されキレイになりました。(先週末の出来事)

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依頼した訳ではないので、私達にとって偶然にも良いタイミングでの工事となりました。今まではデコボコだったので、大型車が通る度に工房が揺れていたのですが、大分静かになりました。
またカエル効果?!月曜日には石川から突然、オーナーの調律学校時代の友人が来てくれました。

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本当に突然で驚きましたが、遠方からご足労いただきました。短い時間でしたがお会いできて良かったです。
そんな感じで、短い間に工房では色々ありましたが、引き続きピアノの作業に入りたいと思います。

Horugel 、思い出のピアノ修理

夏休みになりました。工房の外ではご近所の子供たちが遊ぶ声が聞こえてきます。梅雨明けはまだ少し先。涼しい中でピアノの修理が進んでいます。

Horugel 、モデルU5、アップライトピアノ修理。昭和33年製造(1958)。今回はアクションを主に修理し、本体はそうじと外装を磨く作業をしました。

外装は派手ではないですが、風格のデザインで、昔ながらの存在感があります。

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修理をご依頼された方のおばあさまが、ピアノのレッスンに使われるていたようで、消耗部品はかなりすり減っていました。しかしたくさん使われることで、楽器としては魅力的な温かみのある音がしています。

こちらの修理をしている間、以前、別のお客様からいただいたHorugel の資料も出てきました。こちらは昔のカタログ。メーカーがどの様なイメージでピアノ作りをしたのか、掘り下げて考える事ができました。またこのメーカーがたくさんのピアノが学校に納入されたことが書かれてありました。
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すり減っていた部品は交換すれば、再び長くピアノを楽しむ事が出来ます。ピアノはおばあさまから、今度はひ孫さんが使われるようです。思い出と一緒に長く受け継がれていきます。素敵なピアノから、たくさんの音楽が再び奏でられることを願ってます。

北軽井沢の工房。

北軽井沢の山の中に素敵なピアノ工房

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ピアノバルロンジャパンの和田明子さんの工房。
パリのPiano Balleron(ピアノバルロン)で約10年ピアノの修復をされて、(ピアノバルロンは以前ブログに書いたシルビィさんの工房)2011年に帰国、その後北軽井沢の工房を立ち上げました。フランスのピアノ、文化、たくさんの経験と知識…そして素晴らしい情熱を持って修復をされています。

今回の訪問は大阪のアトリエピアノピアさんからの提案でした。現在は社長の小川瞳さん、職人のHinazo さんのお二人が活躍されています。色々なピアノ(フランスのピアノ、ミニピアノ)やオルガンの修復もされています。(昨年2月に工房訪問をしました)

北軽井沢の工房には修復をされている古いフランスのピアノがあります。

日本ではなかなか見ることができない、Papeのピアノ。(Pape は今では当たり前になっているハンマーにフェルト、交差弦を採用、数々の発明をした天才。詳しくは和田明子さん翻訳されたこちらで読むことができます)

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プレイエルのモデルP。修復されたものです。試弾させていただきました。優しく明るい音色でした。

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北軽井沢の工房の中、たっぷりピアノ談義。

 

ピアノを前にすると色々な話が飛び交います。

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研修生2人は釜石以来の再会。

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その日の夜は工房の外でお食事。和田さん御夫妻に美味しい料理を準備していただき、とても楽しくリラックスできました。

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北軽井沢の自然の中、リラックスしたり、たくさんの刺激を受けました。エネルギーを受け充電できたので、さいたまで元気に工房再開できそうです。

皆様には本当にお世話になり、とても楽しい時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。

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(写真提供、アトリエピアノピア)

Horugel 、掃除。

Horugel (ホルーゲル)、まずは本体の掃除。

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本体を寝かせて、隅々まで、作業します。

中身も一通り掃除です。

鍵盤は象牙鍵盤です。

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象牙は今では貴重な素材。天然モノなので、使っていれば黄ばみが出ますが、肌触りも良く、温かみがあります。

 

汚れを落としてから研磨。

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白鍵が磨きがかかり艶が出たら、黒鍵の汚れが目立ってきたので、交換する事にしました。

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白鍵、黒鍵、共にキレイになりました。

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キレイになってスッキリです。