釜石津波被害のピアノ修理、駒修理5

新生釜石教会、津波被害のピアノ修理。

駒修理の続きです。

本体に鉄骨を仮に入れ、鉄骨の高さに合わせて削り出します。

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高さが高すぎても、低すぎても、弦を張った後にピアノ本体に負担がかかってしまいます。
また音にも影響が出てしまうので、削り出しは慎重に作業します。

高さが決まったら、駒ピンをうえる為のあなあけ位置を決めます。位置は元の位置をトレーシングペーパーに写したものを基準に位置だしします。

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位置が決まったら、ドリルで穴あけをします。穴あけ角度を研修生の二人にチェックしてもらいながら、作業しました。

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穴が決まったら上面を黒鉛で塗ります。駒の上面に弦が張られるので、弦の滑りを良くする為です。白い上面が黒くなりました。

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駒修理、あと少し。
まだ続きます。

釜石、津波被害のピアノ、ピン板修理2

ゴールデンウィーク後半戦。
津波被害のピアノ修理も後半戦です。

ピアノの本体部分の仕事は着々と進んでいます。

まずは、ピン板修理。
前回は全体の加工作業まででした。
その後本体にネジ止めをし、鉄骨からチューニングピンの位置を写し出し、ピン板に穴あけ。

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真新しいピン板を本体に取り付けました。

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以前のものはこちら。(赤くなっているのは塗装されている為ですが、海水に浸かってしまっているので、使えません)

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まだまだ作業は続きます。

釜石、津波被害の修理、取材

3月下旬、新聞の取材を受けました。(4/17日付、朝日新聞、岩手版に掲載)

 

http://www.asahi.com/sp/articles/ASJ307DC6J30UJUB011.html

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ピアノ修復に至るまでの背景、また津波の後、教会の様子の写真が掲載されてます。

遠路はるばる大槌町から取材に来ていただいた、記者の星乃さん。様々な質問を受けながら、当時の事を思い出し、私達も気持ちの整理ができました。

教会があの様な被害を受け、賛否両論がある中、ピアノを修復へと導いていただいた、柳谷さん。その熱い情熱に応えられるよう、今後も身を引き締め頑張りたいとおもいます。

引続き作業をすすめます。

パリから来た技術者。

火曜日は私達がパリでお世話になった、シルビーさんとお嬢さんのマエルちゃんが工房に遊びに来てくれた。

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シルビーさんはパリにあるピアノバルロン(Pianos Balleron)のオーナーでピアノの修復師だ。主に古いピアノ(1945年以前の)ピアノを修復している。ヨーロッパのピアノやフランスのピアノのについて、歴史、構造、文化など、様々な事に見識があり、尊敬できる技術者の一人だ。

2006年、きっかけはパリへの旅行。研究者の友人宅に4泊5日にお世話になり、観光を満喫していた。最終日の前日の夜、友人からピアニストの友人を紹介してもらい、4人でワインを呑みながらお喋りの中、パリに日本人のいるピアノ工房があると聞きいた。

翌日、時間もあって、教えてもらった住所片手に工房を訪ねてみた、…しかし工房が見当たらない。住所にあたる所はマンションの敷地内。勝手に中に入れば怒られそうだし、そもそも工房らしきものもない。
住所の周辺をウロウロして、諦めかけた頃、マンション敷地からフランス人の男性が偶然出てきて、「ピアノ、アキコ?」と突然呼ばれた。なんか訳がわからないけど敷地の中へ案内されて、少し奥まった建物の1階に探していた工房があった。

中に入って、技術者らしきフランス人女性(シルビーさん)が片言の英語で、工房にあるピアノを見せてくれ、工房内も案内してくれた。「昼過ぎにに明子が帰ってくるよ」と聞き、小腹も空いてきたので、軽食を取りに行った。その後工房に戻り、そこには日本人女性の明子さん(現在、軽井沢の工房ピアノバルロンジャパンの代表)いた。初対面だったにも関わらず、丁寧に対応してくれた。(写真は2006年パリ郊外お客様宅)

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ピアノの話、修復の話、色々な話をしていて、もっと知りたい!と思っていたら、なんと研修を受け入れてくれると言っていただいた。その場で研修に行くと決めた。明子さんと出会ってから30分、フライトまで時間が迫っていていた。

その後ドイツに戻り、ブリュートナーでの2週間の研修を終え、荷物をまとめ南ドイツの街からパリへ移動した。

約2ヶ月間の研修が始まった。
ピアノの修復はもちろん、歴史、文化、様式、音楽、宗教、哲学、ピアノへの情熱、本当に色々なことを学んだ。我々が日本で独立するにはには何が必要か、まで気にかけてくれた。(2006年、パリのピアノバルロンで研修風景)

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シルビーさん、明子さんには本当にお世話になった。感謝してもし尽くせない。明子さんには研修をやるにあたり、お宅にお世話になり、仕事の時は通訳をしてもらった。シルビーさんにはたくさんのことを教えてもらい、週末にシルビーさんのお宅でごちそうになった。(シルビーさんのお父さんとはドイツ語で、ピアノ、ピアニストやオタクな話もたくさんした!)

バルロン元オーナーと

突然の出会いから10年。
10年ぶりの再会だったが、近況報告、ピアノの事、人生の事、哲学宗教など、お互い相変わらずの下手な英語で、以前と変わらず熱く語り合った。とても楽しい時間を過ごすことができた。(2016年さいたまピアノ工房内にて)

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今、工房にある津波被害のピアノについて、修復が終わったら英語にまとめて発信しなさいと、新しい宿題ももらった。

シルビー、マエル、ありがとう。

Tuesday , Sylvie and Mael-chan who is Sylvie daughter visited our workshop. Through the flight from Paris 11 hours, Japan stay fourth day today. After our workshop tour, we were exploring the town of Asakusa, together with the Shino-chan and of course my husband.
Even though it was reunion of 10 years, as usual in the poor English each other, talked in the same way as before. about recent report, the work of the piano, and life, We were able to spend a very pleasant time.
Silvie, Mael, thank you.

釜石、津波被害のピアノ修理、新しい技術者。

津波被害のピアノ修理、着々とすすめている。

月曜日、津波被害のピアノ修理に興味があると、若い技術者さんが見学に来た。
気仙沼出身の斉藤真帆さん。2011年の震災時は高校2年生の終わり。その後、調律師になるために上京された。
色々話をして、修復に参加してみたいか聞いた所、是非とも参加してみたいとのことで、急遽木曜日から修復に参加してもらうことにした。彼女にとっての津波被害のピアノ修理、特別な思いだろう。

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また今年1月下旬から、工房に研修生として、新澤津志乃さんが加わった。
ピアノをもっと知りたい!という情熱で
修復の道を選んだ。熱い気持ちでピアノに取り組んでいる。

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残り一ヶ月、色々な技術者の協力を得て、みんなの力で良いピアノに仕上げたい。(下の写真はつかの間のランチタイム)

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